香水と出会い、記憶と美意識の旅へ── 想像の世界を歩く香りのパスポート 1.香りと美と旅と── 私なりの香水の楽しみ方 「現実の世界には限界があるが、想像の世界は無限である」 —— 哲学者ジャン=ジャック・ルソーのこの言葉は、私が香水の世界を愛する理由にぴた…
浴衣と香りの心地よい関係 ―シアーな香りが肌に寄り添うように― 浴衣にこめられた美意識とそれにマッチするパルファンサトリの香り。なかでも引き算の美学を体現したようなシルクイリスとイリスオムと浴衣ならではの味わい。また、浴衣は非日常の入り口。「なりたい自分」を思い描くことで潜在意識が働くため、この機会を活かせば、新しい自分に出会えるかも?
和精油とノビヤカ 今回は精油、その中でも特に「和精油」に焦点を当てて話をしよう。 概略 精油(エッセンシャルオイル)は植物の部位、例えば、花・蕾・葉・草・根・枝・果実・果皮・種子・豆・樹皮・樹幹など、多様な部分から抽出される「純天然」の芳…
MOTHER ROAD (マザーロード)──17年愛される香水の物語 名前の由来と背景 「MOTHER ROAD」は、アメリカのロサンゼルスからシカゴを結ぶ国道「ルート66」の愛称です。スタインベックの小説『怒りの葡萄』の中で、“The Mother Road”と表現されたこの道は、かつて…
香りとシーンの心地よい関係 香りは「何の香りか」より「どう感じたか」で記憶されるもの。シトラス系=軽やか、ウッディ系=落ち着きなど、色や印象と結びつけてシーンに合わせて選ぶと、自分らしい香りのまとい方が見えてきます。パルファンサトリの香りを8つの雰囲気別にご紹介。
苔清水──雨と静謐の季節に寄り添う香り どんな場所も環境も、息が詰まるような、鬱蒼(うっそう)とした。それは緩く、生暖かい。総身に幾らかの重しを科されたような気怠い時候。6月。1年のちょうど真ん中。皆さんはこの1ヶ月に何を思い、何を感じるのだろうか。 前述の体…
四季のお花 日本には四季があり、私たちは衣食住のあらゆる面で四季を感じながら生活しています。 四季がある国は他にもありますが、日本では特に生活文化と深く結びついていて、季節行事や行楽、二十四節気(立春・夏至・冬至・秋分の日といった季…
富山の風と樽の記憶 ミズナラを追って 著作家小川洋子氏の「凍りついた香り」にこんな一節がある。 「香りはいつだって、過去の中だけにあるものなんだ。」 香りを表現しようとする際に呼び起こされる、触感、味覚、記憶。そのどれも、過去という不確かな時空の上に存在し、…
歴史における香りの位置付け ―古代世界から日本、そしてパルファンサトリへ― 私たちが何気なく楽しんでいる香水。その始まりは、はるか昔の宗教儀式にまでさかのぼります。神々との対話、心の浄化、祈りの力を高めるため、世界中で香りが重用されてきました。今回は、文明や宗教と香りの関係性について概略していき…
食と香り 普段私たちが口にしているほとんどの食べ物には「匂い」があり、毎日の食事と共に様々な匂いも感じ取っています。何かを食べた時に「美味しい」と判断する材料としては、味覚・触覚・聴覚・視覚・嗅覚以外にも色んな要因があり、誰とどこ…
香水ソムリエが2月のイメージカラーで選ぶ 、 パルファンサトリのおすすめ香水 「サトリ」は、香道で嗅ぐ「伽羅」からインスピレーションを得た香りです。シトラスやスパイシーの個性的な印象に続き、バニラやサンダルウッドが甘さを加えて魅惑的な雰囲気に変化します。やがてカカオの苦味などと相まってグレイッシュなトーンに。ラストにはウッディとバルサミックな香りが広がり、上品でしっとりとした印象を残します。全体的に、多彩な表情を持ち、心が澄んでゆく感覚。眠る前のクールダウンにもおすすめです。
香水ソムリエが11月のイメージカラーで選ぶ 、 パルファンサトリのおすすめ香水 パルファンサトリの「ミズナラ」は、深緑色をイメージする都会的で清涼感のある香りです。トップはガルバナムやハーバルな瑞々しいグリーンが広がり、森林浴を思わせる爽やかさを演出。続いてローズマリーの落ち着いたトーンが現れ、ブルーからグレイッシュな色調へと変化します。ラストはウッディ・バルサミックノートが深まり、琥珀色やスモーキーな黒のような信頼感ある印象をもたらします。